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青葉区 社会

公開日:2025.08.29

児童相談所職員が就寝中の男児の尻を盗撮して書類送検
横浜市が謝罪、処分検討

 横浜市は8月28日、市の児童相談所一時保護所で6月に男性職員が就寝中の10代児童の尻を盗撮したとして、この職員が書類送検されたと発表した。

 市によると、書類送検されたのは昨年1月に採用された会計年度任用職員の20代男性。週に1〜2日、夜間から早朝に食事や着替えをサポートする業務を担当していた。

 6月、被害児童から別の職員に「怖い思いをしたので、部屋を変えてほしい」との相談があった。話を聞いたところ、4日前に衣服をずらされ、盗撮されたと伝えられた。それを受けて児童相談所が警察に通報。その後、男性職員に聞き取りを行い、自分のスマートフォンで児童を撮影したことを認めたという。さらに、昨年秋にも就寝中の別の児童2人の顔を撮影したとも話しているという。

 市は8月19日に警察から横浜地検に書類送検されたとの連絡を受けた。

 市こども青少年局によると、職員が児童と接する場面に私物のスマートフォンを持ち込まないことは「暗黙のルールだったが、明文化されていなかった」という。同局の福嶋誠也局長は「二度とこのようなことが起こらないよう、再発防止に向けた取り組みを早急に進めてまいります」とコメントした。市は今後、職員の処分を検討する方針。

 市では6月下旬に小学校教員による盗撮事件が発覚し、7月には児童相談所などの子ども関連施設に隠しカメラの有無を点検することなどを通知している。

 市内の児童相談所は中央=南区=、西部=保土ケ谷区=、南部=港南区=、北部=都筑区=の4カ所。

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