青葉区 社会
公開日:2026.09.22
挑戦続ける67歳の鉄人 新石川の北嶋さん
定年後の人生をいかに豊かに、楽しく過ごすか――。その問いにバイタリティあふれる笑顔で応える人がいる。新石川在住の北嶋伸吉さん(67)だ。
北嶋さんは仕事の傍ら、息子の誕生を機に「誇れる父でありたい」と30歳でトライアスロンを開始。以来37年間で約70大会に出場してきた。しかし、「満足できたレースは一度もない」と語る。どんな大会でも反省点が残るが、「次こそは」という情熱が原動力につながっている。
数年前からはその息子とトライアスロンの大会に出場し、親子の絆も深めてきた。「昨年孫が生まれた。育児が少し落ち着いたら、息子とまた一緒に走れる日が楽しみ」と目を細める。
現在は週6日ジムに通い、水泳1500mや筋トレをこなすほか、休日は自転車で相模湖や八王子方面へ50〜120Km走破するなど、ストイックな練習を欠かさない。
「自分時間がない」喜び
定年後は青葉スポーツプラザの所長として週4日勤務するほか、地域消防団の班長、地元NPO法人の理事として住民との交流事業にも携わる。区内で開催されている「転倒予防教室」では講師を務め、毎回40〜50人が集まる人気講座となっている。参加者を元気づける一方、「元気ももらっている」という。
「現役時代より多忙で自分の時間がないが、それがむしろ喜ばしい」と充実感をにじませる北嶋さん。「お酒が大好きで、健康診断では唯一そこだけが気になってしまう」と朗らかに笑う姿からは、飾らない人柄がにじみ出る。
「体が動く限りは、トライアスロンも現役で挑戦し続けたい」。いくつになっても反省と挑戦を繰り返し、人生というレースを自分らしいペースで走り抜けていく。
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