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青葉区 社会

公開日:2026.10.28

横浜市緊急情報伝達システム 8区で個人情報流出か 委託業者に不正アクセス

  • アルカディアの公式発表(HPから)

    アルカディアの公式発表(HPから)

 横浜市が運用する緊急情報伝達システムで外部からの不正アクセスが発生し、8区の市民の個人情報が漏えいした可能性があると10月14日に公表された。全国的にサイバー攻撃被害が急増する中、市は行政サービスのセキュリティー強化に努めるとしている。(10月26日時点)

 市によると、対象となったのは民間の業務委託先「(株)アルカディア」が提供する情報配信サービス。災害等の避難情報を電話等で一斉通知する仕組みで、鶴見・西・中・港南・磯子・戸塚・栄・瀬谷の8区で利用されている。今回、自治会町内会長や防災担当者、避難対象者ら約2000人分の氏名や電話番号、メールアドレスなどが流出した可能性があり、10月14日以降、各区で対象者への個別連絡などで周知が進められている。

最多の戸塚区など停止

 市内で対象者が約510人と最も多い戸塚区の担当者は、「対象者への連絡は完了したが、安全確保まで再開は見合わせる」と話す。同様にシステムの停止を行う区もあるため、市は復旧までの間、公式ウェブサイトやSNSでの代替情報取得を呼び掛けている。

 市では、ふるさとチョイスなど、その他の行政関連サービスでも不正アクセスが確認されている。同様の被害は神奈川県庁や県警、県内他市町でも相次いでおり、影響は広がりを見せている。

 2026年に入って、全国のサイバー攻撃による企業・団体の情報流出件数は急増しており、外部サービスを経由した攻撃が目立つ。神奈川県警察のサイバー犯罪捜査課は市民に向けて、「不審なサイトへの情報入力や非公式アプリの導入は避けてほしい」と注意を促している。

 横浜市は今回の事態について、「総務省の手引書に基づき適切に業務委託を行っており、手続きに問題があったとは考えていない」としている。一方で、生成AIの悪用などの手法が高度化・複雑化するサイバー攻撃に対処する必要性を認識しており、今後は他サービスも含め、行政全般におけるセキュリティー管理の徹底と防衛体制強化を図っていく方針だ。

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