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青葉区 人物風土記

公開日:2026.09.24

オリジナルの数字パズルプレートを開発した 澤口 武志さん 荏田西在住 60歳

  • 澤口 武志さん (写真1)

幼少期の体験アイデアに

 ○…数字パズル「ナンプレ(数独)」を立体的に遊べる専用プレート『きゃんでぃ〜でーと(R)』を開発し、今年7月に実用新案登録(知的財産権)を取得した。紙やスマートフォンを使って黙々と一人でナンプレに打ち込む人の姿を見て「多人数で楽しめないか」と立体化を思いつき、認知症予防や脳トレ、子どもの右脳教育にも役立つツールにした。「多くの人の協力のもと、実現することができた」と感謝を口にする。

 ○…北海道出身。幼少期は、紙の代わりに板の取り札を使用し行っていた百人一首の大会に夢中だった。「その頃の記憶が、立体の遊びが好きな理由かも」とほほ笑む。9人兄弟の末っ子として育ち、「家は裕福とは言えなかったので、自作ですごろくを作ったり、壊れた自転車を集めて自分用の三輪車を作ったりした」と笑顔で振り返る。この工夫と試行錯誤の体験は、現在のものづくりの原点となっている。

 ○…奨学金で工業の専門学校へ進学し、卒業後は外資系IT企業へ就職。全国転勤がある中、青葉区が気に入り定住した。45歳の時には、旅先の沼津の喫茶店で出合った「真空管アンプ」に魅了された。「今まで聴いたことがない音の響きに感動した」と目を輝かせる。その魅力を広めるため、仕事の傍ら絵画展や病院、福祉施設などを訪れて音色を届ける活動を続けてきた。

 ○…各地を巡る中で「地域や誰かの役に立てないか」と昨年から模索を始めた。多忙な日々を送りながらも、アイデアを次々と形にする情熱の裏には、地域への温かい思いがある。「人が一つの場所に集まること自体が地域のつながりになる」といい、今後は区内を皮切りに市内、関東、全国での大会開催を夢見ている。

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