区内三保町にある横浜翠陵高等学校(岩村基紀校長)野球部が、7月7日に開幕する全国高等学校野球選手権神奈川大会に初出場する。3年生にとっては最初で最後の「夏」となるが、野球部の新たな歴史がスタートする。
部員5人からスタート
同校は、11年4月に女子高から男女共学となり、校名も「横浜国際女学院翠陵中・高等学校」から「横浜翠陵中・高等学校」に変更。野球部も同時に創部した。
部員5人でスタートし、グラウンドとして使えるように空き地を整備し、練習環境を確保。学校周辺が緑に囲まれていることから、雑草が多く、草むしりから始まった。1人の退部者がでたものの、翌12年には現2年生部員7人が入部。11人となり、この年の夏の大会後に高校野球連盟への加盟を申請し承認された。
秋の大会で歴史的1勝
同校初の公式戦となった昨年秋の地区大会では初戦を6対3で勝利し、歴史に残る1勝をあげている。杉本大樹主将は「緊張感ある試合だったが、勝ててよかった。部員全員で喜びを分かちあうことができてうれしかった」と振り返る。自信を持って臨んだ春の大会では3戦全敗。3年生にとっては、最初で最後の夏となる県大会では、まず1勝することがチームの目標となる。
「1つにこだわる」
同校野球部は「1つにこだわる」を方針として掲げている。1年生部員合わせ、24人を指導する庄大介監督は「1アウト、1プレー、1勝と1つにこだわった試合をしたい」と意気込みを話す。杉本主将をはじめ、1期生の3年生部員は「これまでの練習の成果を試合で発揮し、悔いのない夏にしたい。新設野球部としての新たな歴史を自分たちで作りたい」と話している。
同校の初戦は、7月14日の横浜スタジアムでの第一試合となっている。
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