特別インタビュー神大・大後監督に聞く 「中山で鍛えた力で結果を」 6月30日 大学駅伝予選会
中山などを拠点に練習を重ねる神奈川大学陸上競技部。6月30日(日)に国立競技場で行われる、駅伝学生日本一を決める「全日本大学駅伝対抗選手権大会」の関東予選に挑む。各校8人の選手が1万メートル競技で競い合い、その合計タイムの上位7校が本戦へと参加する。神奈川大学からは今年の箱根駅伝7区で、区間の最速タイム「区間賞」を獲得した我那覇和真選手(2年)ら2、3年生を中心としたメンバーが出場する。昨年、同校中山キャンパス(台村町)に設置された、自然の地形を利用した適度な起伏のあるクロスカントリーコースを使った練習で力を高める同校。今回の予選会に挑むチームの現状と、これから始まる駅伝シーズンに向けた取組みを同校大後栄治監督に聞いた。
――箱根駅伝から半年。チームの現状は。
「山登りに例えると、6合目といったところでしょうか。5月に行われた、関東学生陸上競技選手権大会で我那覇選手などがまずまずの結果を収めた反面、練習の成果をレースで発揮できていない選手がいるので」
――全日本大学駅伝大会予選への手ごたえは。
「エース格の我那覇選手、関東学生陸上競技選手権大会の1万メートル競技で8位入賞を果たした西山凌平選手(2年)が、各校の主力と引けをとらない勝負ができる点が期待できます。ただレースはやってみないと分らない、が正直なところです」
――チームの課題は。
「選手層が薄い点です。もっと部内の競争を図りたい。気を抜いていると、レギュラーから外されるという意識が芽生えるチームにしていきたいですね」
――クロスカントリーコースでの練習の効果はいかがですか。
「効果は感じています。クロカンと共に、重心を意識した走りができるようになるための動きづくりなどの練習に時間を割き、体のこの部位をこの局面で使うとスピードが出るなどの感覚を選手が見につけられるようにしています。ただ、同じ言葉で伝えても、選手一人ひとり、その捕らえ方が違うので苦労しています」
――緑区民の期待も大きいですが。
「街の方にはよく声をかけて頂き、選手も励みになっています。その期待に応えられるように結果を残していきたいですね」
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