「諦めずマナミらしかった」 家族が見たソチでの奮闘
ソチ冬季五輪「フリースタイルスキー・女子ハーフパイプ」に初出場し予選敗退となった竹山出身の三星マナミさんの家族がこのほど帰国し、ソチでの三星さんについて本紙に語った。
応援にかけつけたマナミさんの父、八江さんは「事前練習は完璧だった。本番で何で転んでしまったのか分からない。マナミの前の選手が転んでしまい競技まで時間が空いてしまったのが影響したのかも」と熱戦を振り返った。
八江さんの目に焼き付いているのがマナミさんが2回目の転倒後に決めた「フレア」と呼ばれる大技。マナミさんが世界の女子で初めて決めた縦回転で舞うこだわりの技だ。「あの子一番の技を最後に成功させることができたのは良かった。最後まで諦めないマナミを表しているようだった」。五輪後引退を表明しているマナミさんに「ひとりの母親に戻ってくれる」とほっとしているという八江さん。「これから孫のすみれにどんなスポーツをさせるか考えるのが楽しみ。マナミが競技を辞めると会える機会が少なくなるけど」と話した。
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