中山商店街協同組合(加藤龍昭理事長)はこのほど、街頭に10台の防犯カメラを設置した。中小企業庁が行う「商店街まちづくり事業」を活用したもので、区内では初めて。
同商店街では4年ほど前から、警察署などと相談し防犯カメラの設置を検討してきた。商店街内ではシャッターへのいたずらやガラスが割られるなどの被害が定期的に発生し、抑止力効果のある防犯カメラの設置を望む声が寄せられていたという。
商店街が防犯カメラを設置する際には、国(中小企業庁)が商店街の「安全・安心」対策にかかる費用の3分の2を補助する「商店街まちづくり事業」という仕組みがある。
同商店街は今回、この制度を活用し中山駅北口と南口に合わせて10台の防犯カメラを設置。216万円の設置費用のうち、約144万円が補助金で賄われた。この補助金を活用した防犯カメラの設置は区内では初めての例となる。
カメラの設置場所は、同商店街が行った交通量調査などをもとに、防犯カメラの設置・施工会社である株式会社ライコムが提案。商店街への人の流れなどを加味し、中山駅北口に4台、南口に6台を設置した。カメラは夜間でも赤外線による撮影が可能な暗視機能搭載モデルを導入した。映像は1週間程度保存され、警察からの要請があった場合は提供する。通行人のプライバシーなどに極力配慮するかたちで運用していく方針だという。
同商店街の加藤理事長は「防犯カメラの抑止力に期待したい。商店街に足を運んでいただけるすべての方々に安心してご利用いただけるよう、今後も安全・安心の取り組みを進めていきたいと考えている」と話している。
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