卒業記念に大橋を清掃 鴨居小6年生が地域貢献
この春に卒業を控えた鴨居小学校6年生の児童らが先月27日、鴨居にある鴨池大橋の大清掃に参加した。
地域をあげて美化活動
地元の市民団体「鴨居駅周辺まちづくり研究会」のメンバーらが毎年この時期に行っているもので、今年で5年目を迎える。
同小学校は卒業を記念してお世話になった地元に恩返しをしようと、この取り組みが始まった当初から参加しているという。当日はほかに地元連合自治会や緑土木事務所が参加し、鴨居をあげて結成された「お掃除隊」は総勢75人になった。
児童らは埃や排気ガスなどで黒く汚れた橋の壁面や階段を丁寧にブラシで磨き、落ちているゴミを拾うなどして黙々と清掃に取り組んだ。
5年前、鴨居大橋では粗大ごみの不法投棄や、ゴミなどの散乱、落書きが目立ち問題になっていた。地域をあげてみんなの橋をきれいにしようと同団体が地元連合自治会を始めとする地域に呼びかけ、大清掃が始まったという。これまでに同小6年生の児童らが美化への思いを込めた絵を橋に飾るなどした。
参加した児童のひとりは「橋がこんなに汚れているとは思わなかった。こびりついたガムや長く放置された汚れは中々落ちないから大変。一生懸命きれいにして、汚れが落ちるとやったという気持ちになる」と話した。
この取り組みを主導している鴨居まち研の環境部会長・中津浩司さんは「皆さんが自発的に掃除に取り組んでくれて嬉しく思う。協力し合っていつまでもきれいな鴨池大橋にしていきたい」と話した。
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