緑区内の市民団体「山下地区エコ生活を考える会」(上田クニ江会長)が、家庭で生ごみをリサイクルし土に変える「土壌混合法」の普及に取り組んでいる。9月には土壌混合法でできた土を活用した寄せ植え教室を企画。地域から環境保全の意識を広めていく方針だ。
「CO2削減」や「3R夢(スリム)プランの推進」など、環境行動でエコ生活の普及を図る「山下地区エコ生活を考える会」。発足して8年、現在会員11人で活動する同会は9月19日(土)、新たな取り組みとして「第1回 寄せ植えエコ教室」を開催する。
同教室では、生ごみの削減と豊かな土づくりを目的とする「土壌混合法」を用いた土を利用し、さまざまな種類の花による寄せ植えを作成する。同法は生ごみと土を混ぜ合わせることで、土の中の微生物が生ごみを分解し、土を豊かなものに変える方法だ。
横浜市は2012年から、場所を選ばず特別費用も掛からないことからこの方法を全区で推進している。同会は「横浜市環境保全活動団体助成金」の交付を申請中だ。
同会会員は同法での土づくりに取り組み、野菜くずや魚の骨などを土と混ぜ合わせ40%程度生ごみを削減。同法を用いた土を利用すると植物の育ち方や根のはり方、収穫した野菜の味が格段に良くなるという。
上田会長は「『顔の見える』をキーワードに地域の人と一緒に取り組みたい。玄関に花があれば潤うし、みんなで楽しみながらやることで、エコ活動を続けていくことができる」と話す。
同教室は9月19日(土)、山下みどり台小学校コミュニティハウスで午前10時から午後0時半まで。材料費800円のほか、手ぬぐい、飲みもの、汚れてもよい服装で参加とのこと。定員24人。申し込みは上田さん【電話】045・933・4106へ。同教室は今後、11月・12月・2月にも行われる予定だ。
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