リオ五輪・水泳男子200m個人メドレー日本代表の藤森太将選手(24)=人物風土記で紹介=の壮行会が5月26日、母校である田奈中学校で開催された。多くの後輩たちからエールを贈られた藤森選手は夢の舞台での活躍を誓った。
今年4月に行われた第92回日本選手権水泳競技大会で優勝を果たし、自身初の五輪出場を決めた藤森太将選手(株式会社ミキハウス)は、横浜市保土ヶ谷区で生まれ、中学時代を区内にある田奈中学校で過ごした。
今回の壮行会はこうした経緯を踏まえ、田奈中学校(星野久美子校長/生徒数964人)などが企画。全校生徒による校歌斉唱や花束贈呈で同校初となる”五輪選手”にエールを贈った。
藤森選手は「素晴らしい会を開いてくれたことに感謝」と話すとともに、目標を持ち続ける事の大切さについて言及。母親の「(コーチとして活躍する)父さんと2人で五輪に出られたらいいね」という何気ない一言が原動力になったことなどを打ち明けた。そして「リオ五輪ではメダルを狙う」と抱負を語り、会場は大きな拍手で包まれた。
恩師も駆け付け激励
壮行会には藤森選手が在学当時担任だった高坂聡子教諭も駆け付けた。高坂教諭は少年時代の藤森選手について、「1年時は大会の前に腕を骨折して欠場。2年時はターンに失敗し失格になったりと、選手として決して順風満帆ではなかったが、どんな時でもくじけない子だった」と語り、「藤森くんが入学した当時は学校に水泳部がなかった。朝や放課後にプールに通う姿をよく覚えている」としみじみ振り返った。
星野校長は「今日の会が子どもたちに夢と希望を与えてくれれば。藤森選手のことを生徒たちと一緒に応援したい」と話した。
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