4月に緑図書館長に着任した 加藤 光さん 港南区在住 56歳
「親しまれる図書館」目指す
○…これまで、総務局や政策局、金沢区と西区の区役所などで勤務してきたが、図書館での勤務は初めて。ただ、本は大好きで、「これまでも仕事で求められる実学などの知識は本から多く学んだ」という。着任から約ひと月が経過し、「利用者とコミュニケーションをしっかりとる職員が多いように感じる」と緑図書館の印象を話す。「リピーターを増やし、本を貸し借りするだけでなく、地域から親しまれる図書館を目指したい」と今後の抱負を語る。
○…旭区生まれ。結婚するまでの約30年間をそこで過ごした。教員をしながら、障害者施設などへボランティアに出かける父と一緒に、様々な施設を訪れることが多かった。いつしか自分も「人の役に立ちたい」と、自然と公務員の道を選んだという。
○…20代の頃勤務した磯子区役所地域振興課で、地域のサークルや市民団体の交流の場作りに取り組んだ。住民の声をしっかりと聞き、要望を実現していくことで、頼りにしてもらえる事が心から嬉しかった。異動の時、多くの人に感謝の言葉をもらった記憶が今も残る。以来、異動希望には、「地域と深く関われる場所で働きたい」と書くようになった。「20代のこの経験が自分の原点。どんな仕事に携わろうと、地域の声を真摯に聞き、人から感謝される仕事をすることを大切にしていきたい」と熱く語る。
○…6人家族で、娘4人に囲まれる賑やかな家庭だという。趣味は、子育てが落ち着いた頃始めた野菜作り。自宅ベランダを利用し、トマトやニンジンなどを育てる。家族で食べきれない時は、職場にお裾分けをしていたという。「夏頃に図書館スタッフに持ってこられたら」と優しい笑顔を見せた。
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