横浜市と首都高速道路(株)が共同で事業を進める横浜環状北西線の工事現場(都筑区東方町)で7日、港北行きのトンネル部分を掘った巨大シールドマシン(採掘機)が公開された。市と首都高は東京2020五輪・パラリンピック前の開通に向け、着々と北西線建設工事を進めている模様だ。
北西線は、東名高速道路「横浜青葉IC(インターチェンジ)・JCT(ジャンクション)(仮称)」と横浜北線・第三京浜道路「横浜港北JCT」をつなぐ全長約7・1Kmの自動車専用道路。市と首都高は12年から建設事業を進めてきた。
17年3月に北八朔町から発進したシールドマシンがトンネル区間4・1Kmのうち、3・9Kmを掘り進め、今年8月に東方町に到達した。同マシンは直径約12・6m、重さ約1800トンで、高さは4階建てビルに匹敵する採掘機械だ。
市と首都高は東方町の到達立抗ヤード内で7日、報道陣向けに現場見学会を実施。北西線整備の進捗状況や整備効果、トンネル内の構造などについて説明を行った。
アクセス向上など見込む
北西線が整備されると、昨年3月に開通した横浜北線と一体となり東名高速道路から横浜都心や湾岸エリア、横浜港へのアクセスが向上する。通常、横浜港から東名高速道路までは、保土ケ谷バイパス経由で約40分から60分の所要時間が、北西線と北線を利用することで約20分と最大で約40分の短縮になることなどが試算されている。
また、慢性的に渋滞が発生していた保土ケ谷バイパスの交通量削減だけでなく、災害時の道路ネットワーク強化も見込む。
市道路局担当者は「東京五輪・パラリンピック前までに開通させたい」と話している。
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