区内のものづくり企業を連載で紹介する。
第2回は、創業65年を数える歴史ある化学会社、日東化成工業株式会社(中山町1228番地)の芹田俊雄社長に話を聞いた。
同社は、プラスチック製品や塗料、医薬品などの多種多様な製品が生まれる製造過程で使用される金属石鹸や塩化ビニル用安定剤の製造などを行っている。
「一般の消費者の目に触れることはないですが、重要な役割を果たす縁の下の力持ちのような存在です」と芹田社長は話す。
高い技術力が認められ、取引先の20%弱は、海外へと広がっているという。
何が課題なのか
「とにかく、会社の外に出なさい」。それが、芹田社長の口癖だという。営業部のみならず、新製品の開発を行う技術部などにも外へ出ることを促している。顧客は、日本のみならず、海外にもいるため、従業員は全世界を飛び回る。「お客様から困っていることを直接現場で聞き、課題を肌で感じる。それを持ち帰り、研究、開発を進める。そうすることが高い付加価値を生む。試行錯誤しながら、お客様にも信頼され、日東化成工業のファンになってもらいたい」と芹田社長は思いを語った。
営業部や技術部などの部門間の壁は、薄く、全社員が一丸となり仕事に取り組む。「少人数の会社。隣の部門は関係ないと考えていてはいけない。会社の全体像を知ることで個人の成長にも繋がる」
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