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公開日:2018.11.15
緑消防署
地域住民らに感謝状
3人の連携で延焼防ぐ
区内霧が丘2丁目付近で9月に発生した火災に対して、緑消防署(中村榮宏署長)は、発見者の長瀬茜ちゃん(9)、消火活動を行った父の長瀬政憲さん、消防へ通報した清水直之さんに感謝状を贈呈した。
9月13日の午後5時頃、帰宅途中だった茜ちゃんが自宅付近のマンション4階のベランダから炎が上がっているのを発見。すぐに自宅にいた父の政憲さんに火災の発生を報告した。現場に駆けつけた政憲さんは、マンションの呼び鈴を鳴らし、住民に火災が起こっていることを伝達。その後、マンションの共有部分に設置されていた消火器を使用し、初期消火活動を行い、被害を最小限に食い止めた。
茜ちゃんは「火災を早く大人に伝えなくてはいけないと思った。ケガをした人もいなかったので、良かった」と話した。父の政憲さんは「子どもから火災だと知らされ、炎と煙を見た時は驚いた。近くにあった消火器を使い無我夢中で消火した。大きな火災にならなくて、本当に良かった」と振り返った。
また、火災の発生現場近くに勤務する会社員の清水直之さんは、騒ぎで火災が発生していることに気が付いた。その後、自身の携帯電話を使用し、119番通報を行い、火災状況を伝えた。「被害が拡大してしまうので、一刻も早く通報しなくてはいけないと思った」と清水さん。
緑消防署によると12日現在、火災の原因は、調査中だという。
緑消防署は、4日と5日、3人に感謝状を贈呈した。同署の十日市場消防出張所の日向政紀所長は「火災の発見、通報、初期消火と、3人の連携プレーで被害を最小限に食い止めた。ケガをした人もいなかった。住民らの協力に感謝したい」と話した。また、中村署長は、「これから、火災の発生しやすい時期を迎える」と、引き続き火災への注意を呼びかけていた。
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