緑区にゆかりのある平成生まれの挑戦者を連載で紹介する。最終回は、霧が丘高校に通う留学生ローレンさん(18)=写真=の挑戦を追いかけた。
とても日本語を学び始めて1年足らずとは思えないほど、流暢な日本語を話す。ローレンさんは、米国のウィスコンシン州出身。「とても田舎だった。いつも同じ毎日の繰り返しで退屈だった」。そんな日常を変えたいと思っていたという。
日本を知ったきっかけは、子どもの頃から親しんだアニメや漫画だった。いつしか、アニメーションを描くことが夢となっていた。「日本へ行ってみたい」。そんな熱意もあり、学校の推薦を受けて、霧が丘高校へ1年間留学することとなった。昨年の8月に初めて日本へ。最初は、日本語もほとんど分からなかったが、積極的に様々な挑戦を行っている。
果敢な挑戦の日々
霧が丘校生と同じ生活を送る。もちろん、授業も。定期テストも日本語で受けているほどだ。「問題を少し読めるようになった」と誇らしげな表情を見せた。帰宅後も日本語を熱心に勉強する努力家だ。
部活は、山岳部に入部。周りは全員男子だが、負けじと日々のトレーニングに励んでいるという。
また、家庭科研究部の活動にも参加。日本語で教えてもらいながら、調理に挑戦したことも。「ホタルイカのパスタなどを作ったよ」とにこり。
米国には、7月に帰国する予定。今では、すっかりクラスメイトの一員になっている。「日本を離れるのが寂しい。まだまだ挑戦したいことがある」。限られた時間の中で、挑戦したいのは、着物の着方を学ぶことだという。
「米国に帰っても、大学に進学して、日本をもっと勉強したいな」と”日本熱”はまだまだ冷めないようだ。
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