県立白山高等学校放送部が、7月23日(火)から行われる「第66回NHK杯全国高校放送コンテスト」(創作テレビドラマ部門)に初出場する。同校は6月に行われた神奈川県大会で全国大会出場条件となる2位となった。
同部顧問の前里崇徳教諭によると、現在21人が所属する放送部だが、現在の3年生が入部する前年の部員はわずか1人だったという。その後は徐々に放送部としての知識を身に付け、昨年の県大会では4位入賞。審査員からの「台詞が棒読みで感情がこもっていない」という厳しい評価を糧に、全国大会出場を目標に活動を継続してきた。
テーマは嫉妬
神奈川県大会の「創作テレビドラマ部門」には、県内から15校がエントリーした。制作は今年の1月から開始。作品制作に携わった13人が脚本を書き皆で話し合った結果、前川綺那さん(3年)の脚本「Re:START」に決定した。テーマは嫉妬。中学校から仲の良かった2人の女子高生と、高校から仲良くなったもう一人を加えた3人の友情や、親友に対しての思いやりの心などが表現されている。
主演を務めた小本菜々香さん(同)と遠山こと美さん(同)によると、演技や台詞の感情の入れ方などに力を入れたという。また、より良い作品にするために10回以上の脚本修正を重ねている。整音などを担当した新山幹也くん(同)が「作品が完成したのは県大会当日の朝だった」と話すように、最後までこだわり抜いた。
小本さんらは全国大会を前に「やるべきことはやった。一つでも上の順位がつけば嬉しい」と話した。
全国大会は23日に都内の国立オリンピック記念青少年総合センターで幕を開ける。同部門には全国から約100校が集結。各校は”放送部の甲子園”とされるNHKホールで25日(木)に行われる決勝進出を目指す。
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