JR横浜線中山駅南口から山下長津田線へと続く道路脇の歩道上に、「付近の車の違法駐車をなくしたい」との地元住民らからの要望で、このほどラバーポールが設置された。住民らは「安心して歩行できるようになった」と喜んでいる。
このほど中山駅南口の歩道上に設置されたのは、道路や駐車場の歩車道分離やエリア確保に対応するラバーポール(ポリウレタン製)。同駅南口を背にして山下長津田線に向かう約150mの区間(寺山町)に違法駐車防止を目的に左右計15本が設置された。
数年前から目立つように
きっかけとなったのは地元の声だった。1973年から不動産業を営む株式会社丸進不動産の星野直代表取締役によると、2016年3月に各社が行ったダイヤ改正により同道路を路線バスが運行するようになり、その頃から駅利用者の送迎や買い物が目的と思われる違法駐車が増えたという。左右の歩道幅員は約1・5mで、片方の歩道には視覚障害者誘導用ブロックが整備されているが、店舗出入口などの歩道が低くなっている切り下げ部分に乗り上げ、歩行者の妨げとなる車両が続出。路線バスが立ち往生する事案や、歩道を通行できない車椅子利用者が車道に出てあわや車両と接触といった場面も目撃したという。
星野氏は自身の店舗前などに独自にカラーコーンを設置するほか、警察に相談するなどの対策を講じたが改善は見られなかった。星野氏は、周辺の店舗らから同意を得た上で、鴨志田啓介横浜市会議員に陳情。これにより緑土木事務所によって施工された。
上山在住の40代女性は「6歳の子どもと徒歩で移動することが多いので、車が歩道に乗り上げていると並んで手を繋いで歩けないので安全面で不安。ポールがあれば安心です」と話した。
また、星野氏は「違法駐車が減って地元はみんな喜んでいます」と笑顔を見せた。
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