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グループホーム水車の里 入居者の「働きたい」を支援 施設内でアイスの店開始

社会

掲載号:2019年9月12日号

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アイスを持ち笑顔の吉本さん(前列中央)とメンバー
アイスを持ち笑顔の吉本さん(前列中央)とメンバー

 認知症高齢者グループホーム『水車の里』((有)水車の里、新治町1101の2)にこのほど、入居者が主体となり市販のアイスを販売する店「おばあちゃんちのアイスクリーム」がオープンした。

 「しゃちょう、お客さんですよー」「はーい、いらっしゃいませー」

 これは、認知症高齢者グループホーム『水車の里』での会話の一幕。同施設では8月5日に入居者主体でアイスを販売する「おばあちゃんちのアイスクリーム」をオープンさせた。管理者の高田朱美さんによると、9月3日現在で販売個数は500を超えているという。販売価格は1個100円(50円の商品も有)。常時約10種類が購入可能だ。雨天時も営業している。

訪れた花火専門店で

 きっかけとなったのは、施設で花火をすることになり花火専門店を訪れた際、自分と同い年の女性が元気に働いていた姿を見た入居者の吉本カタコさん(89)が発した「何か仕事をさせて欲しい」という一言だった。吉本さんは以前、熊本県で夫と青果店を営んでいた。そんな経験もあり「働きたい」「人の役に立ちたい」という思いが言葉に現れたのだ。

 高田さんは「何ができるのか」と悩んだ結果、「アイスクリーム屋ならできる」という結論を出した。7月末には「おばあちゃんちのアイスクリーム販売中」と書かれたのぼり旗を作製。毎日行う散歩時にすれ違う周辺住民らにチラシを渡すなど店をアピールしている。

 メンバーは吉本さんを代表取締役とし、岩澤圓子さん(100)を会長、銀行勤務経験のある住谷一枝さん(75)を経理、地域になじみのある久保田とりさん(94)を広報、社交性の高い三浦和子さん(85)を営業、嶌昭子さん(86)を総務として協力を仰ぎ実現に至った。

 オープン後は、「おばあちゃんたちへ アイスクリームやさんがんばってね」と小学生から励ましの手紙をもらうなど人気を集めている。

 吉本さんは「順調です。買いに来てくれると最高の気分になる」と笑顔を見せた。

 また、高田さんは「約一カ月が経って、最初はできなかった釣り銭の計算ができるようになった。自分らしさを取り戻す過程や、入居者が生き生きする姿を見るとサポートする側も仕事の楽しさを感じられている」と話した。(問)水車の里【電話】045・938・0595

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