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海の公園 海水浴場、今夏開設せず 1988年の整備以来初

社会

掲載号:2020年6月18日号

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フェンスが設置されている砂浜前
フェンスが設置されている砂浜前

 横浜市は6月5日、金沢区にある海の公園の海水浴場を今夏は開設しないと発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため。関係者によると中止は「1988年の公園整備以来初ではないか」という。

 今年の開設は、7月11日から8月31日までを予定していた。昨年は約10万人が訪れるなど、区内でも人気のレジャースポットの一つ。市は、今年も開設すれば「密接」「密集」は避けられないと判断した。海水浴場の開設を巡っては、神奈川県が5月下旬に「砂浜に一定の間隔で目印を設置しソーシャルディスタンスを確保する」「海の家の完全予約制」などのガイドラインを公表していた。これにより、県内の海水浴場が開設を断念した経緯があり、海の公園のみ開設すると来場者が殺到する恐れもあった。

 金沢地先埋立事業の一環として88年に整備された同公園は、市内で唯一の海水浴場を持つ公園。約1Kmにわたる砂浜にはカニやアサリなど多くの生き物が生息し、4、5月のシーズンになると潮干狩りで賑わいを見せる。例年1日で約4万人以上訪れることから、今年は4月9日から砂浜を閉鎖し、6月30日まで潮干狩りを禁止している。

安全対策力入れる

 横浜市によると今夏は、シャワー室、更衣室、仮設の日よけテントは設置しない方針。現在砂浜に入れないように設置されているフェンスは「状況を見て撤去の可否を判断する」としている。仮に撤去されれば、遊泳は禁止だが、砂浜で遊んだり、ビーチバレー、ウインドサーフィンなどを楽しむことはできるという。

 海水浴場を開設しない場合、県の条例によりライフセイバーの設置義務はない。しかし、同公園では、安全確保を第一に、迷子の案内や注意喚起、不足の事態に対応するため配置する予定だ。

園長「断腸の思い」

 同公園で長年ライフガード活動を行う、横浜海の公園ライフセービングクラブの座間吉成事務局長は「中止は残念だが仕方ない部分もある」と話す。また、同公園を管理する横浜市緑の協会の宮口均園長は「毎年たくさんの方に来て頂き、今年も楽しみにしていた人も多いと思う。中止は断腸の思い。新型コロナウイルス感染拡大防止ということをご理解頂ければ」と説明した。

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