鴨居商栄会
約80店舗のガイドマップ完成
駅鴨居駅でイルミネーション企画

完成したガイドマップを手にする串田会長。ガイドマップは加盟店舗に置かれるほか、イルミネーション点灯式などで配布される
28日から点灯するイルミネーション（イメージ）
加盟店に掲げられた感染症対策宣言ステッカー（左）と感染防止対策取組書（右）

街の商店街として

　鴨居駅周辺を中心に、商業施設から個店まで様々な業種の会員で構成されている鴨居商栄会。

　同会がある鴨居の地名は諸説あるが、鶴見川沿いに生えた芦に古くから鴨が生息していたというもの。純農村地域だった同地区に昭和38年、地域住民の請願駅として鴨居駅が開設し、その後分譲住宅団地や大企業の工業などができ瞬く間に地域の人口は急増した。

　串田賢司会長によると、鴨居で地元の商店街として昭和46年に結成。鴨居地域と一緒に歩んできた同会は、今から20〜30年前には１００店舗以上の会員を有していたという。しかし、徐々に会員数は減少。昨年末には約50件に留まっていた。

「多くの人に知ってほしい」

　そんな同会の会員数は約80件にまで回復。同会はこれを機に、「鴨居商栄会ガイドマップ」を作成し、このほど完成した。ガイドマップには、鴨居周辺の見どころと共に現会員の場所がマッピングされている。また、各会員が写真付きで紹介されている。串田会長は「新たに多くの店舗さんにご入会頂いたこともあり、鴨居商栄会初の取組としてガイドマップ作成に至りました。このガイドマップは、商店街の魅力発信に加えて新旧会員同士が認識し合うことも目的にしています。一方、今年は新型コロナウイルスの影響で会員店舗の売上が厳しいとの多くの声を頂いており、沈んだ商店街に少しでも多くの方に来て頂き、買い物を楽しんでもらえるようになれば良いと考えています」と思いを語った。

沈んだ街を明るく

　また、同会では会と街の更なる活性化を目指すと共に「沈んだ気持ちが少しでも明るくなれば」という願いを込めて、鴨居駅南口ロータリ―一角のシンボルツリーにイルミネーションを施す。

　テーマは「カモイルミネーション！２０２０〜コロナに負けない未来へのひかり〜」。点灯式は28日（土）の午後４時30分からを予定している。点灯式当日は特設ステージで横浜ビー・コルセアーズのチアリーディングチーム「ビー・ローズ」が登場する。イルミネーションの点灯は午後５時〜午前１時まで（２０２１年２月12日までを予定）。イルミネーションカラーは４色。午後５時〜（ミックス）、７時〜（オレンジ）、８時〜（グリーン）、10時〜（ブルー）、11時〜（ホワイト）。

　串田会長は「午後10時からのブルーイルミネーションは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止・終息に向けてウイルスに立ち向かう医療従事者の皆様に向けてのエールの意味を込めています。また、すべての人に元気を届けたい」と話す。

感染対策の取組

　新型コロナウイルス感染防止対策として、神奈川県感染防止対策取組書や、横浜市の感染症対策宣言ステッカーの掲示を加盟店に推奨している。

歳末福引大売出し

　同会は、新型コロナウイルス感染防止策を取りながら、12月１日（火）から27日（日）までの期間で「歳末福引大売出し」を実施する。期間中は加盟店舗で５００円以上買い物をすると福引補助券１枚を配布。補助券２枚で１回福引ができる。景品は特等で「箱根湯本温泉吉池旅館ペア宿泊券」、大当り「屋形船ペア花見遊覧チケット（コース料理付）」、一等「ミラブルシャワーヘッド」と続き、その他多くの景品が用意されている。抽選会は12月25日〜27日の３日間（南口パチンコサンコー鴨居本店駐車場）。

　串田会長は「魅力溢れる鴨居商栄会へぜひお越しください。会員一同お待ちしております」と来街を呼び掛けている。