道に迷っていた認知症の高齢者を保護したとして、緑警察署は1月27日、十日市場中学校3年生の照井友樹さんに感謝状を贈呈した。
照井さんは、1月20日の午後6時頃に友人とランニングをしていたところ、新治町で男性(81)から道を尋ねられた。
道案内をしている途中、男性の携帯電話が鳴った。照井さんが代わって応答すると、男性は認知症で川崎市の自宅から同日昼ごろにいなくなり、家族が捜しているとのことだった。
そこで、照井さんは、約1時間かけて男性が不安にならないよう、様々な雑談をしながら、緑警察署まで送り届けた。
その後、男性は緑警察署で家族と再会を果たすことができた。
男性の家族から感謝の言葉をかけられたという照井さんは「困っている人を助けることは大切だと思い、行動した。感謝状を頂けるとは思わなかった。役に立つことができて良かった」と笑顔を見せた。
渡邊晴彦署長は「自宅から長時間、高齢な男性が道に迷っていた。季節的、時間的にも、このまま放置すれば、命に害が及ぶ恐れがあった。本当に照井さんのしっかりとした行動には感謝したい」とたたえた。
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