「人と人のつながりを豊かにする活動」をコンセプトに実施している「サロンふらっと」が8月15日(日)、緑区市民活動支援センター(みどりーむ、中山4の36の20)で開催される。
第140回終戦記念特集として開催される今回のテーマは「知られざる引揚”留用”とは〜終戦から10年間中国に残留を余儀なくされた日本人家族の記録〜」。
実体験から語る
講演する藤村勝典さんの両親は、1944年に仕事の関係で中国の大連へ。藤村さん自身も51年に中国で生まれた。家族は終戦から約10年間中国で暮らしたという。
「なぜ、終戦後も帰国できなかったのか」。生前両親から聞いた話や、両親が残した資料や写真などをもとに、そんな疑問を紐解きながら、中国での生活や、日本への帰国後にどのような扱いを受けたかなどを振り返っていく。
留用とは、当時中国にいた日本人技術者を新中国建設の仕事に従事させたことを表す言葉。留用された日本人は家族を含めて約2万数千人と言われている。
藤村さんは「戦後から76年を経過しようとしているが、戦争を体験した世代も高齢化が進み継承することが難しくなってきた。今や引揚という言葉も死後になりつつある。風化させずに継承していく必要があると思う。多くの人に聞いてもらえたらうれしい」と話した。
時間は午後1時半から3時半まで。受講料無料。定員25人(抽選)。
事前申し込み制。申し込みは、講座名、氏名、住所、電話番号、メールアドレスを明記の上、メール【メール】md-midreamkouza@city.yokohama.jpへ。5日(木)締切。
参加する際は、自宅で検温を済ませた上、会場ではマスク着用を。問い合わせは、同施設【電話】045・938・0631へ。
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