十日市場中学校と田奈中学校吹奏楽部は5日、よこすか芸術劇場で行われた「第27回東関東吹奏楽コンクール」に出場し両校銅賞を受賞した。
十日市場中学校は、創部以来初めての同大会出場となった。
神奈川、千葉、茨城、栃木の4県から選ばれた代表校24校が出場した同大会。コロナ禍の影響で、当日実際に演奏した学校と8月に行われた県大会の演奏の録音データで審査を受ける学校が混在するという異例の大会となった。
コンクールは昨年中止だったため、2年ぶりの開催。コロナ禍で、練習時間の制約など、部活動が多くの影響を受ける状況下で行われた。
十日市場中学校はアプリを使用して、練習の演奏を録音。自宅で各部員が録音を聞き、改善点を考え抜くなど、様々な工夫をこらし、同大会への出場権を初めて得た。「効率的に練習することを心掛けた」と明日山賢一顧問は振り返った。
同校は、録音での審査となった。松本琴音部長は「東関東大会に出場できて、とても嬉しかった」と話し「結果は銅賞だったが、私たちの最高の状態の録音だった。東関東に出られたことは誇り。支えてくれた方々に感謝したい」と述べた。
2019年に同大会に出場している田奈中学校は、当日に演奏した。
指導に当たる外部講師の指示を集中力を持って聞くなど、短い時間で効率的に練習することを心掛けたという同部。横浜市大会直前、部員同士でコンクールへの意気込みを時間をかけ、共有したことで、気持ちが一つにまとまったという。
同部の福田愛美部長は「楽しく、田奈中吹奏楽部らしい演奏をすることができた」と晴れやかな笑顔を見せた。
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