緑警察署(渡邊晴彦署長)は5日、道に迷っていた80歳の女性を同署まで送り届けたとして、富士交通有限会社(三保町)のタクシー乗務員・中村忠行さん(52)に感謝状を手渡した。
中村さんは9月30日の午後7時半ごろ、森の台付近で、高齢女性が自身の運転するタクシーに乗ろうとしていると思い、声を掛けた。
すると、女性は「私は、今、どこにいるのか分からない」と言い、様子がおかしいと感じたため、女性をタクシーに乗せ、同署まで送り届けたという。
同署によると、女性は認知症の疑いがあり、徘徊している状態だったと思われる。その後、同署から家族のもとへ無事に引き渡されたという。
渡邊署長は「台風が近づいている状況だった。もしも、そのまま徘徊を続けていたら、危険だったかもしれない。親切に声をかけ、警察署まで送り届けてくれたことに感謝したい」と述べた。
中村さんは「感謝状がもらえるとは、驚いたがうれしい。高齢女性の方が、無事に家族のもとに戻ってなによりです」と笑顔を見せていた。
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