緑区 文化
公開日:2021.12.09
生き物観察会を開催
梅田川遊水地で
生物多様性を保全し、子どもたちに地域の生態系について考えてもらうおうと、梅田川遊水地で4日、「生き物観察会」が行われた。
緑土木事務所(新田巧所長)が主催し、梅田川水辺の楽校協議会などが協力している。
新治小や三保小の児童ら100人以上が参加した当日は、同遊水地の池の水を抜き、生き物の捕獲、調査を行っていた。
捕獲された生き物は種類ごとに別々の水槽へ。児童らは、ずらりと並んだ水槽の中をのぞきこんだり、写真を撮ったりしながら、生き物をじっくりと観察していた。
新治小学校3年生の久保田楓弥君は、「こんなにたくさんの生き物がいるんだ」と驚いた表情を見せていた。
観察会の途中には、同協議会の和泉良司さんが児童らに話をする場面も。和泉さんは、外来種と在来種の違いを説明。外来種が増えれば、在来種を食べてしまうなど、生態系への影響が出ることを指摘し、「くれぐれも、飼っている生き物を近くの池などに放してはいけない。みなさんの故郷の貴重な自然をこれからも残していってほしい」と呼びかけていた。
新田所長は「子どもたちの身近にいる生き物を間近で観察し、学びを得る場になったのでは」と振り返った。また、新治小学校の宮本雅司校長は「子どもたちにとって、身近な自然を大切にするきっかけになる場だったと思う」と話した。
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