中高生が司書の仕事を体験できるイベント「中高生ボランティア体験〜図書館員になってみよう!〜」が4日、緑図書館(齋藤優子館長)で開催された。
当日は午前と午後の2部に分かれて、市内在住、在学の中高生計7人が参加。本棚の整理や予約本探し、豆本作り、本の紹介POPの作成など、図書館司書の仕事を体験した。
予約本確保の体験では、予約本のリストをもとに図書館内の本を探し、送り先の図書館ごとに仕分ける作業まで、実際に職員が行う業務を体験した。初めは司書にサポートされながらゆっくり作業していた参加者だったが、徐々に慣れ始め、一人でスムーズに作業を進める様子も見られるようになった。参加した区内在住の中学1年生の男子生徒は「作業しているうちに面白そうな本をたくさん見つけ、本にも興味が湧いた」と振り返った。今回講師を務めた同図書館の司書、小山亜紀子さんは「たくさん質問してくれる熱心な子もいた。図書館の仕事を体験してもらえたと思う」と話した。
同ボランティアは2016年から始まり、当初は1日かけて開催していたが、一昨年からは新型コロナ感染拡大防止のため、半日開催に。齋藤館長は「限られた時間の中ではあるが、図書館のこと、本のことを知ってもらうきっかけになれば」と思いを語った。来年以降も開催予定だという。
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