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公開日:2022.09.15
小山町鳥山祐樹さん
果樹品評会で最高位受賞
「認められてうれしい」
2日に行われた「令和4年度浜なし・浜ぶどう持寄品評会」(JA横浜主催)で、区内小山町の鳥山祐樹さんが最高位に当たる「神奈川県知事賞」(優秀賞)を受賞した。鳥山さんは「実感がわかないが、認められたということなのでうれしい」と感想を述べた。
就農は5年前
鳥山祐樹さん(31)が「鳥山園」に就農したのは5年前。以前から祖父母の手伝いはしていたものの、「せっかくナシ園をやるならしっかりと基礎から学びたい」と、農業アカデミーでノウハウを身に付けた。その後、農場を2倍に増やし、母親の育代さん(59)と2人で梨の栽培をスタートさせた。今回品評会に出品したナシは、その時栽培を始めた木に実ったものだという。祐樹さんは「様々な農家の方と意見交換をして若い木の育て方などの理解を深めた。受賞は皆さんのおかげ」と感謝を口にした。
同品評会には、ナシ(主に豊水/60点)とブドウ(シャインマスカットなど/13点)が出品された。出品されたナシやブドウは見た目や果重、糖度などを審査された。祐樹さんは自身が出品したナシが評価された点について「出品した10玉の大きさが揃ったことや見た目の良さが評価されたのでは」と振り返る。
「お客さんのために」
鳥山園で収穫するナシの7割が2Lサイズ以上だといい、育代さんは直売に訪れる客からの要望が多い大きいナシを作れるように何度も畑に出向いている。また、客と会話する事を心がけており、「お客さんと話すと一人ひとりの好みが分かる。直接買いに来てくれるお客さんに美味しいナシを食べてもらうのが一番」と思いを語る。祐樹さんも「園としては小さいが、良いお客さんに恵まれている。来年も足を運んでくださるお客さんが求めるナシを作っていきたい」と語った。
その他、区内の受賞者以下の通り(敬称略)。
▽菅沼三雄(優秀賞、横浜市環境創造局長賞)▽前田昇平(良好賞)▽吉濱環(良好賞)▽平本勝稔(良好賞)▽持田克治(良好賞)▽小島資久(良好賞)
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