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公開日:2022.11.24

山下小
歴史と共に未来へ
150年祝う会を実施

  • 挨拶に立つ中嶌校長

  • 地域かるた

  • 旧校舎(現山下地域交流センター)

  • 周年を祝う航空写真(国際総合企画(株)提供)

 横浜市立山下小学校(中嶌弘喜校長/北八朔町1865の3) で11月19日、創立150周年を祝う会「山下ハッピースマイルバースデー150祭(さい)」が行われた。中嶌校長は「これまでの150年の歴史を礎に、これからも未来に向かって職員一同児童と共に歩んでいきたい」と思いを語った。

 1872年(明治5年)7月、観照院で中村学舎として授業が始まったことが山下小学校の発祥と定められている。同校の児童数は1921年(大正10年)から55年(昭和30年)頃までは約200〜300人で推移していたが、65年(同40年)には約600人、71年(同46年)には約900人(分校開校)となり、78年(同53年)には、1400人を超えた。その後は、近隣にできた山下みどり台小学校と分かれ、現在は520人となっている(4月20日現在)。現在山下地域交流センターとして活用されている旧校舎は、横浜市立学校の最古の木造校舎として現存している。

 19日に行われた周年を祝う会は、6年児童が体育館に集まり、周辺自治会会長らが来賓として招かれた。また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、5年以下の児童は体育館の様子を各教室のモニターで見守っていた。

 冒頭で中嶌校長は「これまでたくさんの子どもたちが山下小学校を卒業してきました。地域の人たちの中には卒業生がたくさんいます。きょうは、山下小学校の150周年を祝い、地域の方々に感謝の気持ちを伝える会が行われることを嬉しく思います」と在校児童に向けて話し、来賓に向けて「コロナ禍の中で昨年度からどのような形で開催すべきか長い時間をかけて計画を立ててきました。やはり学校は子どもたちが主役です。映像が多くなってしまいますが、子どもたちの姿を見て頂くのが一番だと考えこのような形式にしました」と挨拶した。

 祝う会の中では、周年記念キャラクターの「さくらちゃん」と「みどりくん」が紹介され、各学年が取り組んだ150周年記念事業が発表された。「山下小学校地域かるた」は、1年と6年、2年と4年、3年と5年がペアになり、学校のいいところのほか、街や学校の歴史、山下の街や人について調べてかるたを作成。また、学校全体で取り組んだ花いっぱい活動では、プランターで花を種から育て、児童が周辺地域へ届けたことなどが紹介された。

ケーキと歌でお祝い

 会の最後には学年ごとに役割分担をして完成させたという巨大なケーキが登場。ケーキがナイフで切られ、クラスごとに選んだ「山下小のお気に入りの場所」の写真が貼られた断面が公開されると、会場内は大きな拍手に包まれた。また、新たに作成された学校ソング「かがやくみらいへ〜みんなでずっとハッピースマイル〜」の合唱が行われた。

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