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緑区 教育

公開日:2023.02.23

児童が模擬投票を体験
東本郷小6年

  • 立候補者演説をする小泉さん(写真右)と森田さん

  • 投票を行う児童

 東本郷小学校(堂腰康博校長)で2月16日、6年生を対象に模擬投票の授業を実施した。

 今回は「東本郷地域の良さを取り入れたマスコットキャラクターのコンセプト」をテーマに選挙を実施。立候補した「東本郷自然党」の小泉壮さんが東本郷地域の「緑」と「自然」を、また「ありが党」の森田倫清さんが東本郷地域の「地形」や「人の温かさ」をコンセプトとし、選挙公報作成・掲示を行った。当日は立候補者演説や同じ党のメンバーの応援演説が行われた。

 演説終了後に児童による投票を実施。当選を果たした小泉さんは「準備が大変だったけど、自分の思いが伝わったと思うので良かった」と話した。また、森田さんは「自分の意見を述べることができて良かった」と振り返った。

 演説を聞いた児童からは「お互いの意見がまとめられていて、分かりやすかった」「それぞれの党が頑張って準備してきたのだなと思った」との声が上がった。

 今回の模擬投票では緑区総務部総務課統計選挙係の協力で、選挙の制度や歴史、現状についての講演が実施されたほか、記載台や投票箱などは実際に選挙で使用されているものが用意された。講演を行った同係の清水華音さんは多くの児童がメモを取りながら真剣に話を聞いていたことに驚いたといい「模擬投票を機にどういう未来を作っていきたいかを考えてほしい」と思いを口にした。

社会に参画する力が大切

 同校では初の試みとなった模擬投票。選挙の仕組みや投票の意義を児童に学んでもらう目的で実施された。堂腰校長は立候補した児童が意見を発信する大切さを学んだことはもちろん、立候補者の訴えを聞いた他の児童にも学びがあったとし「児童一人ひとりが能動的に社会に参画していく意識を醸成する良い取り組みだ」と語った。

 今後は児童の中からデザイナーを選出し、今回決まった「緑」や「自然」のコンセプトをもとにキャラクターを作成する予定だという。

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