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緑区 人物風土記

公開日:2023.02.23

みどり・川と風の会の代表を務める
佐々木 康雄さん
鴨居在住 83歳

地域の魅力創り出す

 ○…「自分の庭のように思っている」。みどり・川と風の会が活動を行う鶴見川の鴨居河川敷に対する思いを語る。前代表から引き継いだ「地域の良さを伝えたい・道具やお金を無駄にしない」という精神を持ち続けることが重要だと考えている。「前代表が先導してきたからこそ、この会は約30年間活動してこられた。これからも継続して河川敷での環境保全活動を続けていきたい」と意気込みを見せる。

 ○…兵庫県西宮市出身。故郷に本拠地を置く阪神タイガースに憧れ、自身も野球少年に。関西学院大学を卒業するまで野球を続けた。大学卒業後は富士フイルムに入社。営業職として、発展途上の会社の成長に貢献した。入社して数年後の1966年に鴨居に居を構えた。「昔の鴨居はとにかく汚かった。仕事を辞めたら清掃活動をしてみても良いかなあとなんとなく考えていた」と当時を振り返る。

 ○…富士フイルムの関連会社の社長を退任後、たまたま足を運んだ地元の教会で出会った牧師の言葉に感銘を受けて以来、通い続けている。「ボランティアに必要な奉仕の精神はここで学んだのかもしれない」と話す。また、教会のメンバーに紹介されて始めた太極拳では1級を取得。「ゆったりとしたリズムなのに難しい。15年続けたけど究めきれない」と笑顔を見せる。

 ○…同会が植えた土手の芝桜は鴨居の名所の1つに。「ゆくゆくは周辺の土手一面に芝桜を植えたい」と目標を口にする。その源には、地域住民が郷土愛を持ち、「鴨居にはこんな良いところがあるんだ」と感じてほしいとの思いがあるという。半世紀以上、人生をともに歩んできた鴨居への愛を胸に。これからも「ふるさと鴨居」を守り続ける。

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