緑区 意見広告
公開日:2023.03.30
市政に全力活動レポート 151
誰でも投票できる環境を
横浜市会議員 こんの典人
先日「高齢者施設の入所者は選挙で投票できるの?」と尋ねられ、「不在者投票ができるはずですよ」と答えたのですが、実態はそう簡単ではなさそうでした。
投票の制度はあるが
病院や老人ホームに入院・入所している人には、施設で行う不在者投票制度があります。しかし、県の選管のチェックリストに従い、不在者投票に必要なスペースや従事者を確保し、これらを県選管が認め指定し、不在者投票のための承諾書の提出があった施設を改めて県選管が指定するというものです。その上で、その病院や施設の施設長を通じて投票用紙を入所者の住所地(名簿登録地)の各選管に申請し、施設長の管理の下で投票することになります。
4割の施設は未実施
高齢者施設などは特に職員の確保が難しい状況に加えて、この様な煩わしい手続きが必要になると、施設側として不在者投票を敬遠する恐れがあるのではないかと思われます。実際に横浜市内には県選管が指定した施設は494施設ありますが、約40%、196施設は最終的に指定を受けていません。その理由の半数は「業務多忙で従事者を確保できない」です。
投票できる支援を
横浜市の選挙管理委員会は「入所者の参政権を確保することは非常に重要な問題と受け止め、選管として何か支援できる余地はないか検討していく」と私の質問に答弁しました。人的な派遣や施設内での投票日の設定など、投票できる環境づくり支援が必要です。
こんの典人
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横浜市緑区鴨居3-1-14-105
TEL:045-929-3030
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