戻る

緑区 社会

公開日:2023.05.18

摘果作業順調に進む
区内浜なし生産農家

  • 摘果作業をする落合さん

  • 現在の実は約3センチ

 連休明けの5月13日、区内の果樹生産農家では浜なしの摘果作業が進んでいた。

 「浜なし」は、横浜市内で生産されるナシのブランド名。市内では横浜農協果樹部から認定を受けた生産者が主に幸水や豊水を生産している。

 小山町の落合園は、1960年代半ばに周辺の9人と共にナシの生産を始め、50年以上生産を続けている。

 同園では今年、4月3日頃にナシの花が満開に。開花に合わせて例年より1週間ほど早い受粉作業を行ったという。

 現在は、果実の数を制限することで、残した実に栄養がいきわたるようにすることを目的とした摘果作業に追われている。作業は房に付いた実のうち位置や形などを見ながら、最も良いもののみを残す。

 今後は、全体の枝葉の成長と実とのバランスを保つために新たに出てくる枝を整理する新梢管理を行いながら、収穫前の7月まで摘果作業も続けるという。

 同園の落合清治さんは「春先の気温が高かったので今年は開花も早かった。現在の生育状況は順調。良いナシが収穫できるのではないかと期待している。多くの皆さんに美味しいナシを味わってもらえるように、収穫に向けて一生懸命手入れをしていく」と笑顔を見せる。同園では8月上旬から幸水、8月下旬から豊水の収穫・販売を見込んでいる。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

緑区 ローカルニュースの新着記事

緑区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS