緑区 教育
公開日:2023.07.13
社明運動、アニメで伝える
霧が丘で推進委員ら授業
緑区「社会を明るくする運動」やSDGsなどについて、子どもたちに理解を深めてもらいたい―。区の同運動推進委員会の今辻千佳也副委員長(緑保護司会会長)らは6月30日、市立義務教育学校霧が丘学園(根岸淳校長)小学部を訪れ、6年生を対象にオリジナルアニメーション上映などを通じた授業を実施した。
「社会を明るくする運動」(社明運動)とは、行政や地域住民が連携し、犯罪や非行のない安全で安心な明るい社会をつくることを目的とした取り組み。緑区では毎年、区内の小・中学生を対象に、犯罪や非行の無い地域社会づくりや犯罪をした人の立ち直りをテーマとした作文コンテストも実施しており、同校は毎年、児童が作品を応募するなど、積極的な活動を展開している。
自分には何ができるか
この日は、体育館に集まった6年生約80人を前に、今辻副委員長が「だれもが安心安全にゆたかな気持ちでくらせるまちに〜自分にできること〜」と題して授業。「目の前の友だちや家族を思いやる」「地域の環境を守る」「いじわるや、いじめをしない・させないクラスにする」など「自分に何ができるかを考え、行動することが大事」と伝えた。
アニメ通じ「気付き」を
また、今辻副委員長らの依頼でアニメを製作し、約半年を掛け今年4月に完成させたアニメーションデザイナーの石塚瑛介さん(22、鶴見区出身)も来校。プロジェクターを活用し、ステージの壁面にアニメ作品(上映時間13分ほど)を投影した。
作中には、監督の石塚さんらが自ら声優も務めた高校生のキャラクターたちが登場。中高生らの会話で進むストーリー仕立てのアニメを通じ、保護司の活動のほか、社明運動とSDGsの共通点や相違点などについても紹介した。
さらに、現在の同校中学部1年生が小学6年だった当時に書いた社明運動に関するメッセージも表示。「悩んでいる人にやさしくしたい」「人とたくさん関わりを持てば、犯罪が減り、社会を明るくすることができると思う」。先輩たちが得たそれらの「気付き」に触れた児童たちは「自分も身近な所から地域貢献したい」と話し、中には一人ひとりにできる取り組みは小さなことでも「塵も積もれば山となる。学んだことを日常でも生かしていきたい」と意欲を示す子もいた。
考える機会持つ大切さ
石塚さんは「アニメは子どもたちにも分かりやすくなるよう、言葉遣いに工夫した。少しでも役に立ててうれしい」、根岸校長は「自分に何ができるか考える機会を持つことが大事。児童のやる気につながったと思う」と話していた。
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