緑区 社会
公開日:2023.07.13
歴史知り地元に愛着を
鴨居の変遷を講座で紹介
鴨居会館で7月8日、講座「鴨居の歴史・昔と今!」が開催され、約60人が来場した。鴨居連合自治会(木村赳会長)主催、鴨居駅周辺まちづくり研究会協力。
鴨居周辺の歴史を知ることで地元に愛着を持ってもらいたいと企画された同講座。当日は、同研究会の新名三郎さんが講師となり、鴨居周辺の縄文時代から現在までの変遷を紹介した。縄文時代には縄文海進によって周辺は海(古鶴見湾)で、その後の海退で多くの谷戸が出現。周辺には鴨居原遺跡や笹山貝塚などが発見されている。江戸時代には武蔵国・都筑郡に属し幕府直轄地となり、鶴見川沿いや谷戸の田畑での純農村だったことなどを紹介。また、1962(昭和37)年に請願駅として鴨居駅が開業すると、周辺は大規模な宅地開発が行われ谷戸に残っていた水田がなくなったなどの話に、参加者は興味深げに耳を傾けていた。
その後に行われた座談会では、木村会長のほか大川滋さん、柳下清吉さん、岩岡清さんが登場。参加者からの鴨居の地名の由来についての質問に「諸説あるが、鴨が多く居たからだと思う」と答えていた。
また、現在5月に行われている町内一斉清掃は、田んぼが残っていた頃に水を引く前に堀に溜まった土などを住民が掃除をしていた名残であること、鶴見川の河川敷には草が生い茂っていて手前からは水面が見えなかったことなど、古くからの地元住民ならではの記憶や知識が披露されていた。
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