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公開日:2023.07.20
三保小5年鵜野沢莉央さん
国際児童画展で大賞
浜焼きの思い出描く
第22回カナガワビエンナーレ国際児童画展の表彰式が7月9日、神奈川県立地球市民かながわプラザ「あーすぷらざ」(栄区)で実施され、区内三保小学校5年の鵜野沢莉央さんが大賞を受賞した。鵜野沢さんの作品は審査員から「絵を描く喜びを感じさせる」などの評価を受けた。
絵画を通じて明日の世界を担う子どもたちの夢や想像力を育むことなどを目的に、海外や国内の外国人学校などから絵画を公募する同展は1981年に初開催。以来隔年で開催されている。今年の応募数は59の国と地域から1万1607点(内海外9078点)だった。入賞は大賞3点、特別賞50点、カナガワ賞467点。大賞に選ばれた3点の内、国内からは唯一の受賞となった。
幼稚園の頃から3つ年上の姉と一緒に、日常生活の中で心に残った出来事や家族旅行の思い出などをスケッチブックに描いているという鵜野沢さん。今回大賞を受賞した作品のタイトルは「そろそろ焼けたか?おいしいホタテ」。家族で小田原に立ち寄った際に体験した浜焼きの様子を描いた作品だ。
下絵に3日間
完成までに一番時間がかかった下絵には3日間を要したという。作品の中でこだわったのは、ホタテやサーモンの熱々で美味しそうな様子をどのように表現したら良いかという点。炎や煙のほか、食材の焦げ具合を入れて工夫をした。「色を塗るのは2日くらいかかりました。網目の細かな線を描いていくのや、ホタテの焦げ目を塗っていくのも楽しかった」と鵜野沢さん。
表彰式では、小板橋聡士神奈川県副知事より直接表彰状が手渡された。表彰者インタビューで鵜野沢さんは「まさか自分が大賞になるなんて、本当に驚きましたが、自分への自信にもなりました」とコメントした。
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