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緑区 人物風土記

公開日:2023.08.17

今年度から緑土木事務所の所長を務めている
得能(とくの) 千秋さん
南区在住 56歳

成長の要は「トライ」する心

 ○…所管する緑区内の道路の総延長は約450Km。東京から大阪までの距離に匹敵するという。道路だけでなく、区内の公園、下水道、河川などの維持管理を行なう緑土木事務所の所長に就任して4カ月余り。「約40人の職員が気持ち良く仕事に打ち込める環境づくりのほか、人財育成も私の大切な仕事」と語る。また、地域住民が安全にインフラを利用できるよう努めることで「区民の生活の質向上につなげたい」。穏やかな声の中に、力強い意志が宿る。

 ○…石川県出身。山間部の兼業農家に生まれ、稲作や野菜作りなどを手伝いながら育ったという。だからこそ「豊かな自然環境のある緑区は、私にとってとても居心地が良い」と笑顔。関東にある大学で農林学などを学び、大学院では都市景観について研究した。修了後、横浜市に入庁すると、公園の管理や整備、計画などを担う部署を20年以上経験した。

 ○…小学5、6年のころは地域のラグビースクールで、高校・大学でもラグビー部で汗を流した。スポーツを通じて学んだのは、失敗を恐れず挑戦することの大切さ。「これは仕事にも通じる。『トライ』することは、小さな成功体験を重ねることにも、自身を反省することにもつながるから」。趣味はキャンプや山登り。昨年は富士山の登頂に挑戦し、初めて山頂に立った。疲労困憊だったけれど、眼下に望む絶景に「疲れが一気に吹き飛んだ」。

 ○…家庭では、いつも支えてくれる妻に「感謝してもし尽くせない」。市内で2027年に開催予定の「国際園芸博覧会」については「多くの人が改めて『緑のある生活の大切さ』を知る契機になれば」と期待する。自然環境保全への区民の関心を一層高められるようトライしていきたい。

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