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緑区 教育

公開日:2023.11.02

昼夜問わず穴窯に薪を
白山高校で焼成

  • 穴窯の中に薪をくべる生徒

 「開けまーす」の掛け声に合わせて3人1組で薪をくべていく。

 県立白山高校で10月25日から28日の期間、校内の一角に設置されている穴窯での焼成が行われた。1988年から陶芸教育に力を入れている同校では、93年に全国でも珍しい穴窯を築窯。2001年には現在の新「穴窯」が完成し、2017年度に美術科が設置されている。焼成は5月と11月の年2回。美術科や美術部の生徒を中心に、卒業生らも関わる同校を代表する行事だ。

 通算60回目となった今回の焼成では、初日の25日に窯内の温度を600度まで上げて水蒸気を抜き、26日の午前8時から徐々に温度を上げ、1250度前後を保ちながら昼夜問わず28日の夕方まで薪をくべ続けた。

 美術部部長の提坂(さげさか)桃子さんは「入学前は穴窯での焼成と聞いてもイメージが湧かない部分もあったけど、穴窯や人とのコミュニケーションが大切」と語り、陶芸班班長の米川瑞姫(みずき)さんは「自分の作りたいものを1から作れる点が魅力。失敗もあるけど楽しい」と陶芸の魅力を口にした。

 同部顧問の竹田一宏教諭は「地域の方のご理解を頂けていることはありがたい」と述べた。

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