緑区区政推進課は11月10日と11日の2日間、山下地域交流センター(北八朔町1777の1)で「アイディア会議」を開催し、延べ約20人が参加した。
会場となった山下地域交流センターは、1942年(昭和17)に完成した旧山下小学校。74年から分校として活用され、85年に廃校が決まった際に地元住民から「地域交流の場として校舎を残してほしい」との要望があり、89年に同交流センターとして開館した。
2017年度に行われた耐震診断で性能が不足していることが判明。今後も建物を継続して利用していくための耐震補強工事には多額の費用が必要なことから、民間事業者に建物と敷地を貸し出し、新たな活用事業を実施することで耐震補強工事を実現する仕組み作りを検討している。
会議では「地域の現状について」と「建物の良い点、魅力、特徴」に分け、参加者が意見を出し合った。地域の現状については「恩田川に近く自然が多い」「周辺に小さい子が遊べる場所がない」「比較的安全な地域」などの意見が出た。また、建物に関しては「木造で暖かみがある」「厨房施設がある」などの声が上がっていた。施設の活用方法については「マルシェの定期開催」「学習塾」「やました道の駅」などの案が発表された。
青砥町在住の中野栄美子さんは「子育て世代が集えるキッズルームのような場ができると良いと思う」と話し、同交流センターの篠崎慧事務局長は「色々な立場の方が集まりアイデアを出してくれた。中には実現性があると感じるものもあった」とコメントした。
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