神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2023年11月16日 エリアトップへ

児童専用 相乗りタクシー運行へ 12月から市内3区で実証

社会

公開:2023年11月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
3月に中区で行われた実証実験のようす
3月に中区で行われた実証実験のようす

 横浜市や地元企業らが連携し、塾や習い事などに通う小学生を相乗りタクシーで目的地まで送迎する「こども専用送迎サービス」事業の実証実験が12月から来年2月まで、中区・青葉区・鶴見区で実施される。来年中のサービス導入をめざす方針だという。

 横浜市が2018年度に実施した「『子ども・子育て支援事業計画』の策定に向けたニーズ調査」によると、平日の放課後の過ごし方として、8割を超える小学生が週に2日以上、習い事や塾に通っているという。共働き世帯が増える中、市は子育て家庭の時間貧困の解消へ向けて、児童の送迎負担軽減がニーズの高い支援策のひとつであると考えている。

 相乗りで児童を目的地まで送迎するこの事業の実証実験は、教育・医療事業者やタクシー事業者、システム開発事業者ら14の企業・団体(11月1日時点)が参画し設立した公民連携の共同事業体「こどものみらい共創プラットフォーム」が主体を担う。

 共同事業体の幹事企業となるのが、子どもの習い事通いをサポートするスクールシャトルシェアリングサービスを展開している「hab(株)」(西区/豊田洋平代表取締役)。同社は今年3月に地域事業者や市と連携し関内駅周辺(中区)で、相乗りタクシーの実証実験を実施。アンケート調査などから、利用ニーズがあると判断した。

専用アプリで「リクエスト」

 12月から始まる実証実験では中区に加え、郊外エリアのモデルとして青葉区、都心寄りのモデルエリアとして鶴見区を含めた3区にエリアを拡大。相乗りタクシーは児童がプラットフォームに参画する塾や習い事、医療機関に通う際に利用することができる。

 専用アプリで乗り降りしたい場所と時間を受け付け、人工知能(AI)で導き出したルートに沿いタクシーを走行させる計画で、利用料金、乗降場となる停留所などの詳細は今後公表される。

 hab(株)の豊田氏は「実証実験を経て、少なくとも来年中には社会実装していきたい」と話している。

緑区版のトップニュース最新6

9割が一時金で賄えず

横浜市出産費用

9割が一時金で賄えず

市「必要な支援」検討

11月30日

惜しまれつつ閉会へ

横浜みどり童謡の会

惜しまれつつ閉会へ

緑公会堂で最後の例会

11月30日

神大 4期ぶり2部昇格

関東大学サッカーリーグ戦

神大 4期ぶり2部昇格

竹山団地の住民も声援

11月23日

障害者の投票実態把握へ

横浜市

障害者の投票実態把握へ

要介護の認定者も

11月23日

相乗りタクシー運行へ

児童専用

相乗りタクシー運行へ

12月から市内3区で実証

11月16日

帰宅困難者への対応確認

緑区

帰宅困難者への対応確認

8年ぶりに実訓練

11月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 2月9日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2023年11月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook