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公開日:2023.11.30

横浜みどり童謡の会
惜しまれつつ閉会へ
緑公会堂で最後の例会

  • 手をつなぎ合唱する役員ら

  • 記念品として配布したオリジナルデザインボトル

 横浜みどり童謡の会(藤野恒明会長)は11月24日、最後の例会「感謝の集い長い間ありがとう!」を緑公会堂で行った。会場が一体となり合唱する姿があった。藤野会長は「皆さんのおかげで続けてこられた。ありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。

 信じあう 喜びを 大切にしよう 今日の日は さようなら またあう日まで またあう日まで――。

 例会の最後には同会恒例の『今日の日はさようなら』を壇上に上がった役員を含め、会場に集まった会員が合唱した。

 日本人の心の故郷である童謡を皆で歌い、次世代に歌い継いで行くことを目的に同会が発足したのは1991年。全盛期には約2000人の会員を有していた。発足当時からの会員である永井園子さんは「発足したばかりの時は100人前後でした。徐々に会員が増え、みんなで旅行にも行きました」と懐かしむ。

 また、「年齢や性別、地域を問わずに広く受け入れてきた。歌の指導をしてくれた先生方は童謡だけでなく流行歌なども取り入れてくれたので、多くの人に愛されたのではないか」と藤野会長は話す。

高齢化と会員減少

 発足以降、緑公会堂で月に1度の例会を実施してきた同会だったが、コロナの影響で20年2月から活動を中止してきた。その間に会員の退会が続いたことや、役員の高齢化もあり今後の会の在り方を検討してきた。検討の結果、同会は止む無く閉会を決断。最後の例会の準備を進めてきた。

 5年ほど前に友人に誘われ入会したという70代の女性は「みんなで声を出して歌うのが楽しい。無くなってしまうのは本当に残念」と話した。例会終了後、役員は「長い間ありがとうございました」「皆さんお元気で」などと来場者に声を掛け見送っていた。

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