緑区 文化
公開日:2024.01.04
霧が丘在住橘和美優さん
国際音楽コンクール入賞
佐藤緑区長に快挙を報告
区内霧が丘在住の橘和美優さん(22)が昨年12月20日、緑区役所を訪れ佐藤康博緑区長にロン・ティボー国際音楽コンクールでの5位入賞の快挙を報告した。
80年の歴史を持ち、若き演奏家の登竜門となっている同コンクールは昨年11月にパリで開催された。橘和さんは、世界各国から集まった110人の候補者の中から選ばれた21人のバイオリニストの1人として、パリ地方音楽院での予選を勝ち抜き5位入賞を果たした。
幼少期からバイオリンが身近にあり「食事をするように生活の一部だった」と話す橘和さんは現在、東京音楽大学大学院に在籍。また、2016年に緑区民音楽祭実行委員会が行った第5回新人演奏会のオーディション(バイオリン部門)で最優秀賞を受賞したほか、数々の音楽コンクールで入賞を果たしている。日常では毎日3時間以上の練習をこなす中、K―POPグループの”推し活”が息抜きだという。
コンクールで演奏したチャイコフスキーのバイオリン協奏曲の一部を演奏する場面も。
橘和さんは「今回のコンクールでたくさん刺激をもらった。『もっと個性を出していい』という講評を頂き、課題を見つけることができた。その点で悔しいと思えたことが私の中での成長」と語った。
佐藤区長は「緑区から国際音楽コンクールで入賞者が出たことはとてもうれしい。これからも表現力を磨いて、個性を大事にしてほしい。人の心に響き、感動を与える演奏を続けてください」と言葉を掛けた。
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