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公開日:2024.02.29
四季の森里山研究会
周年記念で桜の木を植樹
会の成長願い込め
特定NPO法人四季の森里山研究会(森本正信理事長)は2月25日、設立20周年を記念し、四季の森公園内のさくらの谷で桜の木3本を植樹した。森本理事長は「桜の木と一緒に今後も会が成長していければと思う」と話した。
横浜市内に残る貴重な里山の自然を次世代に引き継ぐことを目的に活動する四季の森里山研究会(通称=里研)は2002年に設立し、その3年後には県からNPO法人の承認を取得した。
同会は県立四季の森公園内の整備や自然観察会の実施などの活動を定期的に行っている。森本理事長によると、今回の植樹は同会の設立20周年記念事業の一つ。22年に20周年を迎えたが、コロナ禍もあり記念事業の実施を見送ってきたという。
植樹作業当日は冷たい雨が降る中、15人ほどのメンバーが参加。桜の苗木3本(エドヒガン、オオヤマザクラ、ギョイコウ)を園内のさくらの谷に植えた。参加者は「こんな機会は滅多にない。成長した時に、これは自分たちが植えたんだと言えるね」などと話しながら作業を進めていた。
植樹に桜の苗木を選んだことについて森本理事長は「桜は日本人に愛される代表的な木の一つ」とし、「園へこれまでお世話になった恩返しの意味も込めて植えさせてもらった。この桜と一緒に今後も会が成長していければと思う。きれいな花を咲かせるのが楽しみ」と思いを語った。
同園の公園管理事務所によると、さくらの谷には約50本20種近くの桜が植えられており、例年3月中旬から4月中旬に花を楽しむことができるという。
会員不足が課題
現在約30人のメンバーで活動する同会だが、既存メンバーの高齢化や人員不足の課題を抱えている。「里研では現在、一緒に活動していただけるメンバーを募集しています」と森本理事長は呼びかける。
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