緑図書館の館長に着任した 高倉 徹さん 都筑区在住 60歳
努力重ねて 魅力深めて
○…緑図書館に来て「とてもきれいで、しっかり整理整頓されている」と感じたという。「きれいなまま維持するだけでなく、より多くの人に親しんでもらえるよう一層魅力ある図書館にしたい」と意欲を示す。過去にも緑区に配属されていたことがあり、「緑区はなじみのあるエリア。20代の頃には中山駅近くのお店によく行きました」。今年、図書館長として戻ってきたことについて「緑区とのご縁を感じますね」と感慨深げに言葉を紡ぐ。
○…都内に生まれ育ち、中学では陸上部、高校ではハンドボール部で汗を流した。大学1年のときには熱気球クラブを自ら創設。「高校の文化祭で小さな気球を作ったことがあって、今度は実際に乗れる気球を作りたいと思った」。仲間たちと共に試行錯誤し、3年生のときにようやく作り上げた。栃木県の遊水地や琵琶湖などの上空を飛んだこともあり「空の上では気持ち良いけれど、降りるときの心配も大きかった」と振り返る。
○…40代のとき「市内で大会があるので出場したい」と思い、トライアスロンを始めた。走っている間は本当に苦しいが、ゴールした後の満足感が大きく、現在でもトレーニングを欠かさない。過酷な競技として知られるアイアンマンレースが北海道で開催された際にも出場して完走。「コツコツと努力を積み重ねるのが好き」と自身の性格を語る。
○…読書も好きで、特に小説『クライマーズ・ハイ』には心が震えた。緑図書館について、今後は「館内に絵本がたくさんあるので、読み聞かせ活動にさらに力を入れるなどして、子どもたちにもっと図書館に親しんでもらえるようにしていきたい」。温かい人柄が滲むような穏やかな声でそう語った。
|
|
|
|
|
|