「みどりビッグバンドジャズパーク」にゲストアーティストとして出演するドラマーの 小田桐 和寛さん 川崎市在住 37歳
舞台に活気「盛り上げ隊長」
○…「僕も音楽を自由に楽しんできたから、いまがある。感性に従って自由に聴いて楽しんでほしい」。バークリー音楽大学を首席で卒業後、ドラマーとしてニューヨークを拠点に6年弱、数々のライブなどで観客を魅了した。2020年ごろに帰国し、現在も各地で演奏を披露。今月、長津田の「みどりアートパーク」で初開催される「みどりビッグバンドジャズパーク」では、ゲストアーティストとして舞台に立つ。「お客さんが喜んでくれるのが一番うれしい。『盛り上げ隊長』のつもりで演奏したい」
○…分区前の緑区(現・都筑区)に育ち、長津田町にある森村学園は思い出の詰まった学び舎だ。幼稚園から高校まで同学園で学び「自然に触れ合うことが多くて、すごく楽しかった」。父はトロンボーン奏者、母はピアニストという「音楽一家」。毎日練習に励む両親に学ぶうち、音楽は自身の血肉となった。現在でも演奏について相談するなど「先輩」から謙虚に教えを得る。「僕にとって親はヒーローみたいな存在」と語る。
○…打楽器を始めた契機は小6での音楽の授業。持ち前のリズム感の良さを生かし、スネアの演奏を任された。すぐに打楽器のレッスンに通い始め、その魅力にのめり込んだ。「ドラムはリズムの根本で、縁の下の力持ち。バンドでも一番格好いいと思う」。国立音楽大学在学中には渡辺貞夫さん、小曽根真さん、山下洋輔さんらジャズ界の巨匠たちに師事。「一緒に演奏するだけで勉強になります」
○…休日には草野球やサバイバルゲームのほか、父とのゴルフなどでリフレッシュ。アーティストとしては「自分で曲を作るのが一番の表現」と語り、来年には自作曲をCD化するなどして発表していきたいという。
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