市立鴨居小学校(角皆(つのがい)裕文校長)で11月2日、創立150周年記念式典のほか、児童が歌と合奏で同校を祝う音楽集会が行われた。午後からは地域の企業、団体などの代表者ら大勢が集う祝賀会も開かれ、多くの人たちが鴨居小の150年周年を祝った。
同校の創立150周年記念事業実行委員会(小原修実行委員長)によると、かつて「大川家塾」と呼ばれた私塾が学制発布後の1874年、「鴨居学舎」となってから今年で150年。幾度かの校名変更を経て鴨居小学校となり、現在に至るまで地域の子どもたちの成長を支え続けている。
記念式典で角皆校長は「別々のタイミングで生まれたみんなが、150年前に生まれた学校に集まり、一緒にお祝いができる。これって運命でしょ」と全校児童に呼び掛け、同校で学ぶことの意義などを伝えていた。
会場でひと際目を引いたのは、紙でできた大きなバースデーケーキ。表面には、子どもたちが同校に抱く思いを手書きしてあり、中には「鴨居小学校は戦争でも生き残ってすごいです」「次は200周年を目指してがんばってね」とのメッセージも見られた。
またステージ上には、150周年を機にリニューアルされた同校のマスコットキャラクター「カモるど」が登場。元気いっぱいに踊るカモるどが会場を盛り上げる中、子どもたちの校歌斉唱の歌声が響いた。
式典後の音楽集会では、保護者たちが見守る中、児童たちは学年ごとに合唱や合奏を披露。5年生の発表では、子どもたちも制作に携わった150周年記念ソング『未来へのおくりもの』が歌われ、会場は大きな拍手に包まれた。
祝賀会も盛大に
午後には、歴代校長や地元企業・団体の代表者ら約140人が集い、盛大な祝賀会が開かれた。出席した山中竹春・横浜市長は、来場者たちを前に祝辞を述べたほか「次世代を担う子どもたちを、これからも健やかに育んでいくことを願っています」と語った。
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