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鴨居在住赤尾さん 能登に義援金 「周囲の善意に感謝」

社会

公開:2025年4月17日

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店舗の外に義援金の報告を貼り出している赤尾さん
店舗の外に義援金の報告を貼り出している赤尾さん

 鴨居で飲食店「くつろぎ」を経営する赤尾友子さんが、能登半島地震の被災者を支援するため、自宅で品物を販売して得た義援金を石川県の2市1町に寄付した。

 赤尾さんは昨年10月から12月にかけて、自宅の駐車場でさまざまな品物を販売。「震災から1年が経つのに復興が進んでいないと聞く。少しでも役に立てないか」と思ったのがきっかけだった。自身が育てた鉢植えや、知り合いに提供してもらった食器、ぬいぐるみや衣服を並べて募金箱を置いた。活動を知った人が匿名で募金してくれたり、段ボール2箱分の品物を提供してくれたりと、周囲の善意にも支えられた。

 そうして集まった義援金は8万3383円。そのうち4万円を石川県の珠洲市役所に、2万円を輪島市、2万3383円を能登町に寄付した。地震だけでなく豪雨被害にも見舞われた能登半島。珠洲市役所に問い合わせたところ、被害の大きかった場所として輪島市と能登町を紹介されたという。

 これまでも東日本大震災の被災地支援やウクライナの復興支援などに携わってきた赤尾さん。自身が生まれる前に家が焼失し、全財産を失った時に周囲の人々の温かい支援に救われたことを両親から聞かされて育ったという。「明日は我が身かもしれない。お店を続けていける間は、支援活動を続けていきたい」と話している。

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