緑区 社会
公開日:2025.06.05
長津田で初の献血活動
雨の中、66人が協力
長津田駅の北口ロータリーに5月31日、初めて献血バスが配車され、雨にもかかわらず大勢の人が駆け付けた。
緑区内では昨年度、中山駅で年4回、緑区役所で年2回、カエデウォーク長津田で年5回、バスによる献血活動が実施された。しかし、県内では医療機関で使用される輸血用血液製剤の供給量が増加の一途を辿っており、献血者の確保が課題となっている。そこで白羽の矢が立ったのが、若い世代やファミリー層が多く住む長津田だったという。
今回は同地区で初めての実施ということもあり、近隣の住宅や学校などに4000枚のチラシを配布。長津田駅の協力もあり、駅の北口と南口にも献血を呼び掛けるボードを設置した。また、地元企業の支援によって野菜や菓子などのプレゼントも多数用意された。
その甲斐もあり、32人が事前予約を行い、当日も雨の降る中で献血希望者が続々と訪れ、最終的に66人が協力してくれたという。今回、友人を誘って初めて献血に来たという区内在住の大学生は、「家のポストにチラシが入っていたので実施されることを知った。困っている人がいるのなら、少しでも役に立ちたいと思った」と笑顔を見せていた。
神奈川県赤十字血液センターの藤澤高基さんは「普段実施していない場所だからこそ、新しい人に来てもらうことができた。多くの人にご協力いただき感謝している。今後も継続して長津田駅で実施していければ」と話していた。
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