緑区 文化
公開日：2025.07.17
緑図書館
３カ国語で物語届ける
大学生が絵本朗読
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3カ国語で絵本を読んだ学生たち
絵本や紙芝居を日本語、英語、韓国語で読み、多言語に親しむ体験を提供する「いろんなことばのおはなしかい」が７月12日、緑図書館のある建物内で開催された。
絵本などを３カ国語で読んだのは、東洋英和女学院大学人間科学部保育子ども学科で学ぶ３、４年生たち。未就学児や小学生と、その保護者ら計45人が来場し、外国にルーツを持つ子どもも多く参加した。親子は日本語だけでなく、流ちょうな英語や韓国語で進む物語に聞き入っていた。参加者からは「上手でびっくり」「英語や韓国語に興味を持つきかっけになると思います」などの声が寄せられた。
韓国語で絵本を読んだ浅川心和さん（４年）は、韓国語に翻訳された絵本を韓国人留学生が朗読する動画を事前に見ながら、読み方や発音などの練習を繰り返して当日に臨んだという。「韓国の俳優やアイドル、Ｋ―ＰＯＰなどが好きで、韓国語を学んでいる」と浅川さん。「とても良い経験になった。将来、幼稚園の先生になったら、子どもたちに韓国語でも絵本を読んであげたい」と笑顔で話していた。
同大学の塩崎美穂教授は「小さな頃から多言語に触れることを大事にしてほしい」、同図書館の高倉徹館長は「地域には外国にルーツのある子どもたちが増えてきている。日本の子どもと一緒に楽しんでもらえる機会をつくることが大事だと思う」と語った。
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