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緑区 人物風土記

公開日:2025.07.24

横浜みどりライオンズクラブの2025〜26年度の会長に就任した
難波 優司さん
南区在住 39歳

奉仕の精神、未来につなぐ

 ○…横浜みどりライオンズクラブの若き旗振り役。現会員のうち、下から数えて2番目の若さだが、ライオン歴は10年にも及ぶ。今年度は55期の節目。これまでの活動を継承しつつ、新しいことに取り組む意欲を見せる。「本当に困っているところにスポットを当てていきたい」と、現場目線に立ち考えを巡らせる。「障害者の就労支援施設に奉仕できることはないか。こちら側のエゴにならないようにね」。柔和な笑みがこぼれる。

 ○…今年度のテーマは「未来につなげる We Serve」。クラブには年齢の離れた、親子孫の3世代にわたる会員が所属する。「思想の違う各世代の会員が、いかにして充実した時間を過ごせるか」、それが会員離れを防ぐことにもつながるとの思いで会長職にあたる。また、「若い世代のカラーを出して奉仕活動に取り組んでいけたら」とも。育んできた奉仕の精神を、次世代のライオンにもつないでいく。

 ○…緑区三保町の車販売店の家に生まれ、20代後半のときには代表取締役として3代目の座を継いだ。そして、29歳で同ライオンズクラブにも入会。日頃から大先輩に囲まれていた経験からか、39歳で既に人生の第3コーナーを曲がったかのような落ち着き具合。左胸に会長バッジを着け、凛々しく前を向く。

 ○…仕事が終われば3児の父の顔。「子どもと過ごす時間が好きで」。忙しくても土日はその時間を捻出してきた。「3年ほど前までは、毎週のように外に出掛けていた。アウトドア派で、車で徳島県まで行ったり、自然の中でキャンプをしたり」。しかし子どもが大きくなるとそんな時間も減ってきた。長男は中3。引き締まった表情を崩し、寂し気な顔で遠くを見つめた。

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